トレンドワード(流行り物ネタ)で長期間アクセスを稼ぐ方法
2018年11月30日
サイトへのアクセスアップ目的で、トレンドワードで更新を続けているサイトがあります。トレンドワードはハマると大量のアクセスを稼げますが、短期の効果しかありません。
そこで今回はトレンドワードで記事を書きながらも、長期的なアクセスも期待できる方法をお伝えします。
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トレンドワードについて
トレンドワードについて簡単に説明しますと、今話題になっていることについての言葉のことです。
何か不祥事が起きればそれに関連する人の名前や会社名、また人気が急上昇している地名、サービス名、イベントなど。とにかく今流行っているものを表すキーワードのことを指します。
トレンドワードを追いかけているサイトの理由
サイトによっては、このトレンドワードを追いかけ、それに関する記事ばかりを掲載しているものもあります。そのようなサイトはなぜトレンドワードを使った記事ばかり書くのでしょうか?
それは簡単に言うと、大量のアクセスが見込めるからです。(その理由は後述。)
つまりとにかくアクセスが欲しいサイトは、このようなトレンドワードを使って記事を書いているのです。では、なぜとにかくアクセスが欲しいのかというと、アクセスが集まればそれだけで稼げるからです。
通常ECサイトなどでは、いくらアクセスが集まったところで、それが商品の購入に結びつかなければ意味がありません。
しかしアクセス数=ページビューがそのまま売上に比例するようなサイトもあります。例えばページビューの数によって広告料金が決まるニュースサイトやアフィリエイトサイトなどが当てはまります。
なぜトレンドワードは大量のアクセスが見込めるのか?
アクセスが集まるとそれだけで稼げてしまうサイトがあるのはわかりました。しかしそもそも、なぜトレンドワードを使うとアクセスが稼げるのでしょうか?
順番に説明します。
まず、今この瞬間に流行っているものだから、検索数が爆発的に伸びているという状況があります。しかし、最近流行り出したもののため、それについて解説しているサイトはあまりありません。そのため需要は多いが供給が少ない状況になり、それに関する記事を書くことでアクセスが稼ぎやすくなるのです。
具体例でトレンドワードの検索推移を見てみる
では具体的にトレンドワードの検索状況はどのようになるのかを確認してみましょう。
2018年1月に起こった横浜市の振り袖販売会社「はれのひ」を例に見てみます。
2018年(平成30年)1月8日(成人の日)に突然休業し、翌1月9日より全店舗を閉鎖し事実上の事業停止[4]。同年1月26日に横浜地方裁判所から破産手続開始決定を受けた。
【参考】Wikipedia「はれのひ」参照
上の検索推移を見ていただくとわかるように、事件が起こった後、爆発的に検索数が伸びているのがおわかりだと思います。
事件が起こるまでは「はれのひ」について検索する人はほとんどいなく、また情報自体も少ないはずです。そこで事件が起こり話題になり、検索が急激に増えます。そのような状況の時にいち早く記事を書くことで、爆発的に伸びている検索からのアクセスを稼ぐわけです。他に掲載しているサイトが少ない分、素早く記事を書くことで検索上位に上がる可能性も高くなり、そうなるとアクセスが伸び、売上も増えるというわけです。
トレンドワードの検索が伸びるのは一瞬だけ
しかしグラフを見てわかるように、検索数が伸びている期間は短期間です。事件が忘れ去られるのとともに、検索もされなくなります。そうなるとせっかく書いた記事にもアクセスはほとんど無くなるわけです。
このようにトレンドワードを使って書く記事への流入は一過性のものであることがほとんどであり、短所としてはアクセスを稼げる期間が短くなってしまうことです。
そもそも、そのような記事に意味があるのか?という問題がありますが、今回はそういったことには触れません。それはまた別の機会にしたいと思います。
それではそんなトレンドワードでも長期間アクセスを稼ぐ方法について考えてみます。
トレンドワードでも長期間アクセスを稼ぐことは可能
トレンド=流行というものは常に変わっていきます。ですから、トレンドについて書いた記事は、流行が終わるとアクセスが無くなります。これはトレンドワードで記事を更新しているサイトの宿命でもあります。
しかし、今から説明するような考え方で書くことにより、長期間アクセスを稼ぐことができます。
コツは切り口を変えることです。
そのためにはトレンドワードに何か他のテーマをプラスして書くといいのですが、そもそもの考え方を変えてみるとわかりやすいでしょう。
つまり、トレンドとは関係のないテーマなのだけど、それにあえてトレンドワードを絡ませる、ということです。
具体的に例をあげてみましょう。
映画「ボヘミアンラプソディ」で長期間のアクセスを稼ぐ方法を考えてみる
今回は今人気のある映画「ボヘミアンラプソディ」で考えてみましょう。
まさに今現在流行っている映画で、検索数が爆発的に伸びているのがわかると思います。
ここで通常のトレンドワードを使って記事を書くのであれば、映画の内容や俳優についての情報などを中心に書いてしまうことでしょう。それだと映画の上映が終わると検索もされなくなり、記事へのアクセスが減っていきます。
そうではなく、何か他のテーマにボヘミアンラプソディを絡めた記事を考えてみましょう。
サジェストワードを使いキーワードを洗い出す
まずサジェストで「ボヘミアンラプソディ」を調べてみます。
その中から、「ボヘミアンラプソディ+imax」というキーワードに注目してみます。
このキーワードに関するユーザニーズは2つの意味があると考えられます。
一つはimaxが見られる映画館を探しているユーザー。
そしてもう一つがボヘミアンラプソディをimaxで見た人の感想を探しているユーザーです。
今回は後者のニーズに焦点を当ててみましょう。
念の為imaxのサジェストワードも調べてみます。
ここにも「imax+感想」というワードがあります。やはりimaxで映画を見た人の感想を聞きたいというニーズはあるようです。
実際私もボヘミアンラプソディを見ましたが、この映画はimaxで見たほうが良かったんじゃないか、と思いました。もう一度imaxで見ようか迷ったのですが、どの程度違うのか他の人の感想を聞いてみたいな、と考え検索してみました。しかし残念ながらこの映画を通常の映画館とimaxの両方で見た感想記事を見つけることはできませんでした。
確かにそのような比較記事を書くには、同じ映画を2回見る必要があり、お金も時間もかかりますので、なかなかそのような人はいないかもしれませんね。しかしだからこそ、実際に試してみて記事を書けば、他のサイトにはない価値がでてくるのです。
そうは言っても、そんな記事は結局ボヘミアンラプソディが終わればアクセスもなくなるんじゃないの? そう思うかもしれませんね。
しかし、次のキャプチャを見てください。
これは「imax+感想」で検索したGoogleの検索結果です。このように個別の映画の感想記事が上位に来ています。
あなたの書いた記事が内容的にもしっかりしたものであれば、この検索結果の上位に表示される可能性は大きいでしょう。もちろんトレンドワードである「ボヘミアンラプソディ」に関するキーワードでも上位に表示される可能性もあり、瞬発的なアクセスを稼ぐのにプラスして長期的なアクセスも期待できるわけです。
このようにトレンドワードを使って記事を書こうと思った時は、他の一般的な内容の記事にトレンドワードを絡める、ということを意識するといいでしょう。
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